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虫歯ではありません

何歳になっても自分の歯を大事にしたいものです。歯を大切にするには“むし歯”に気をつけていればいいと思っていませんか? 確かに昔は歯を抜く原因のトップでした。しかし現在では(平成17年から)違います。では、歯を失う原因のトップはなんでしょう? それは“歯周病(歯槽膿漏)”です。これはむし歯と違い、歯に穴があいたりしませんし、痛みがでにくいので気がつきにくく、手遅れになりやすいのが特徴です。顎の骨が溶ける病気なので手遅れになると抜歯へとつながります。歯肉から出血がある、歯が浮いた感じがする、噛みにくい、歯が動く 等から気がつかれる方が多いです。では、歯周病を治すのに一番必要な事はなんだか分かりますか? 歯磨き?うがい? それも大切ですが残念ながらそれらでは歯周病を完全に治す事は出来ません(予防の為には非常に大切です)。
一番大切なのは“歯周病を治そう、歯を残そう”と思って行動する事です。え、そんな簡単な事?と思うかもしれませんがそれがなかなか出来ない結果、歯周病が多いという現状につながっています。残念ながら虫歯も歯周病も放っておいても進行する事はあっても治る事はありません。そして、歯だけを見て、穴があいていないから口の中は健康!!と考えるのは危険です。
また、歯周病は痛みがでても数日でおさまる事がありますが、おさまってもそれは治ったのでは決してなく、より深部に進行しているだけです。多くの場合、腫れや、口臭、歯ブラシ時の出血等で気がつく場合が多いようです。進行した歯周病は歯ブラシで治す事は出来ません!! それでもまだ様子を見ますか??でも治したいけど、怖いし不安だし・・・と、あなたも思っているかもしれません。当歯科室で歯周病をしっかりと治された方のほとんどの方が最初はそうでした。当歯科室ではいきなり歯を削ったり抜く様な事は決してしません。
 今の状態をしっかりと調べて、どのように治せるかお伝えします。そしてしっかり治して口元を気にしない生活を手に入れましょう。歯周病は早く治療を始める程、早くきれいに治ります! 歯周病は年齢でなる病気ではなく生活習慣病ですので防ぐ事が出来ます、予防する事は痛くもつらくもありませんし、歯を残す事につながります。歯周病が進むと歯並びが悪くなる事も珍しくありません。歯並びが悪くなると磨きにくくなってさらに歯周病や虫歯、口臭につながるだけでなく頭痛や肩こり等とも関連する事があります。実は歯周病と歯並びはこのように切り離せない関係にあるのです。それゆえ、私はこの地域でも数少ない日本歯周病学会認定医及び日本顎咬合学会認定医を取得して研鑽しています。
歯周病が原因の不自由、悪影響をなくしたい、その考えから当歯科室では特に“歯周病”“歯並び” そして“予防”に特に力を入れています。

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