口の汚れとウイルス対策の意外な関係知っていますか?
口の中にはどのくらいの細菌が潜んでいるでしょうか。歯周病のある人では4000〜6000億もの細菌が住み着いていると言われています。そして歯周病菌が毒素をもっています。その歯周病菌達が口から身体の中に入り込んでいるのが歯周病です。歯周病菌などの怖さはそれだけではありません。歯周病菌はたんぱく質分解酵素を産生して喉などの粘膜を荒れた状態にしてインフルエンンザなどのウイルスが侵入・感染しやすくしています。歯石を取っていなかったり、歯周病があるとその危険が上がります。
歯石は単に取れば(取ってもらえば)いいのでしょうか?その答えは“いいえ”です。歯石は歯肉内部につくことで歯周病が進行します。歯肉内部に着いた歯石は目で確認することがしにくく、手の感覚などを頼りに術者の技術の差が大きく出ます。同じ歯に歯石とりを行っても上手い人が行えば歯石が取り除かれ歯周病が治りますし、下手な人が行えば歯石が残り歯周病が治りません。歯周病医と一般歯科医では中程度の歯周病でさえ一般歯科医では歯石を40%近くも取り残すことが報告されています。歯周病が進行すれば歯が失われます。歯周病をしっかり治すために院長はこの地域で数少ない日本歯周病学会・歯周病認定医として歯周病治療・予防に力を入れています。