Loading...

NEWS

飲み込めていますか?よく眠れていますか?

先日、令和4年国民健康・栄養調査の結果が厚生労働省から発表されました。気になった内容を一つ男性の30〜50歳代、女性の40〜60歳代といういわゆる働く世代は睡眠不足に野菜不足、男性は肥満、女性は飲酒が増加しているという結果でした。それで思い出したのが広島大学と名古屋大学の研究です。年齢は60歳以上と高齢者ですが3058人を調べたところ、嚥下機能が低下した高齢者は睡眠の質が低下し、飲み込む力を維持すると睡眠の改善や全身の健康につながる可能性について報告しています。食物などが誤って咽頭・気管に入る状態が誤嚥で、むせる、咳き込むといった症状が出てきます。肺炎の原因になるだけでなく、寝ている時にそうした症状が起こると睡眠の妨げにもつながります。年齢とともに嚥下機能が低下すると、睡眠中の嚥下制御はますます困難になり、睡眠の維持が困難になると考えられます。簡単な嚥下の検査もできますので気になった方はお気軽にお尋ねください。一般に虫歯や歯周病があると嚥下能力が下がることがわかっています。

 歯を失う原因のトップはむし歯から歯周病に変わりましたがこの2大疾患で8割以上の歯が失われています。どちらも予防できる疾患ですのであきらめない様にしましょう。

ニュース一覧